Apr 28, 2006

隣のおばあさん、おじいちゃん


僕の隣のお家には、威勢良く、喧嘩をする老夫婦が住んでいます。
おじいちゃんは、いわゆる昭和初期の頑固一徹、飛雄馬の父みたいなお人柄で、豪快なんです。
顔も耳も声もデッカくて、見た目は怖い・・・人生の歴戦を物語る皺もなかなか。
おじいちゃんの自転車には籠とか袋がたくさん付いていて、一時はバットも備え付けられていた。だからかなり重たそうなんです。それにバランスも悪そう。
何十年とそのチャリで漕ぎ続ける姿を見ているけど、何を詰め込んでいるのか未だに知らない、というかあまり興味が無い・・・それよりもっと知りたいのは、自転車で走ってる時に、常にチリンチリンと鐘を鳴らし続けるのは何故なんだってこと・・しかも一定のリズムで・・やっぱ事故を防ぐ為なんかなあ~今更、面と向かって聞くのもおかしなことだと思って、聞いてはいないんだけど、それにしても気になる。
爺は怖いけれど、顔を合わせると、必ず元気良く挨拶をしてくれて、その度に立ち話をする。
就職活動をひたすらしていた三月に、たまたま家の前で会って、話をした時は、スーツ姿の僕に「あんまり頑張りすぎるなよ~、頑張るとろくな事ないからさ!」ハハ~んって大声で笑いとばしてくれました。ちょうど面接に向かうところだったから、フッと落ち着いたりしたわけで。
そうそう、おばあさんのこと話すのを忘れてた。
おばあさんは・・・それはそれは、穏やかで和やかで優しくて、いつも笑顔で洗濯物を干していて、よくお菓子をおっそわけしてくれる小さくて可愛いお方なんです。最近は今川焼を頂きました。 セセラキに流れる清き水みたいなお方と、限りなくアルコールに近い痛快なウォッカみたいな爺やんが、引っ切りなしにバトルを繰り広げてると思うと、少し可笑しくなる。分からないけど、大抵は婆が勝ってるんだろうなぁ~強く言い張っても、結局は包み込まれてそうだし。
似てるところはたくさんあるんだろうけど、反するところもたくさんあって、それがうまく、てか自然に絡み合って、結局、バランスとれてるみたいなお二人なんです。
先日の夜、爺と出合って、「どこ行くんだ?」と声をかけられたものだから、「近くのポストに手紙出しに行くんですよ」って答えたんです。そしたら、「遠いから気をつけろよ~」って。。
いつも通りに大笑い声で・・・楽しいよな。
今晩、またまたハガキを出しにポストに向かう途中、こんどは婆に出合って、「遅いのにどこ行くの?」と優しい声音で問われたものだから「ポストに郵便を出しにいくんです」って答えたんです。したら、「遠いから気をつけなさいよ」って。。。
長年一緒にいるんだなって思った。
笑えるし、涙を誘われて、ポストにハガキを出しました。
OKaz


Posted in 花ノ春1 Comment » 

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コメント1件

 ☆ちび☆ | 2006.04.29 0:02

なんかイイお話ですね(*^-^*)全く性格が違う2人ほど2人の関係が長く続くのかなぁ…おばあちゃん、おじいちゃんになっても仲良く手繋いで歩くような夫婦がいいなぁ(*^-^*)

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